空き家DIY in 立科町2022 ワークショップ【第5回インテリア】
立科町では初となる「空き家DIYワークショップ」が行われています(12月2日まで計5回、8日間)。主催する地域おこし協力隊の永田賢一郎さん、秋山晃士さんは建築家。その知識と経験をフルに生かした改修作業にくわえ業者による工事を経て、かつて教職員住宅として使われていた家が来春には移住者向け住宅に生まれ変わる予定です。第5回インテリア編(ランプシェード作製)の模様をリポートします。これまでの回の様子はこちら↓↓
第1回#解体、第2回#断熱 第3回#左官 第4回#外構
(立科町企画課 池田 知穂)
【第5回 インテリアワークショップ】(12月2日)
いよいよ最終回となった第5回は、改修の舞台となる教員住宅を離れ、町の施設「ふるさと交流館」での作業。立科町を象徴する”白樺(しらかば)”の間伐材を使用したランプシェードの製作を行いました。
この間伐材は、白樺高原の白樺林保全を目的にシラカバの素材を活かしたものづくりに取り組んでいる「信州白樺クラフト製作所」(https://shirakabacraft.com/)から譲り受けたものです。(ありがとうございます!)
まずは、白樺の丸太を2~3センチほどの厚さに切り出していきます。
参加者は前回まで様々な電動工具を使ってきましたが、この日のチェーンソーは初体験。はじめはおっかなびっくりだったものの、徐々にコツをつかんでいきます。
つづいて、木材に合わせ色とりどりのアクリル板を円形にカットしていきます。
最後に、天井から吊るすペンダントコードに木材、アクリル板、電球を取り付けたら可愛らしい吊り下げタイプのランプが完成です!
それぞれお気に入りの白樺とアクリル板を選んでいろいろな組み合わせを試しながらデザインを決めていきました。
白樺の木を使用した立科町らしさを取り入れたランプは、住宅の良いアクセントとなりそうです。
すべてのワークショップで皆勤だった参加者は「使ってみたい道具など試せて参考になりました」と話し、手応えを感じたようです。
また主催した地域おこし協力隊の永田隊員は「教えながら、こちらも気づくことが多く勉強になりました。」、秋山隊員も「皆さんに楽しく参加していただけて、開催してよかった」とこれまでを振り返りました。
町の担当として、初めてこうしたワークショップに関わらせていただきました。部材の発注や調達、触れたこともない工具の扱いなど知らないことばかりでしたが、だからこそ参加者の皆さんと同じ気持ちで臨めたように思います。県内外から参加した皆さんが連絡先を交換して親交を深め、それぞれのSNSでも発信していただくなど、非常に有意義なイベントになりました。この場をお借りして、改めて感謝いたします。
これで、すべてのワークショップが終了しました。現在、DIYの仕上げ作業と住宅の電気工事等を進めており、住宅の完成は3月の見込みです。
完成したら見学会やnoteでお披露目したいと思っていますので、お楽しみにしていてください!