空き家DIY in 立科町2022 ワークショップ【第4回外構】
立科町では初となる「空き家DIYワークショップ」が行われています(12月2日まで計5回、8日間)。主催する地域おこし協力隊の永田賢一郎さん、秋山晃士さんは建築家。その資格と経験をフルに生かした改修作業にくわえ業者による工事を経て、かつて教職員住宅として使われていた家が来春には移住者向け住宅に生まれ変わる予定です。第4回外構編(ウッドデッキ作製)の模様をリポートします。第1回解体、第2回断熱の様子はこちら。第3回左官の様子はこちら。
(立科町企画課 池田 知穂)
【第4回 外構ワークショップ】(11月11日)
今回のワークショップでは気持ちのよい秋晴れの空の下、改修している教職員住宅の縁側に設置する長さ約180cmのウッドデッキ作りが行われました。
10人程の参加者は2チームに分かれ、使いやすさからDIYではおなじみの2×4(ツーバイフォー)材などを採寸。電動ノコギリで切り出すと、次はインパクトドライバーを使ってビスを打ち込んでいく作業です。
はじめはインパクトドライバーの扱いに苦戦していた参加者も「最初はゆっくり回転させてビスを垂直に入れ、安定したら回転を速めて最後まで打ち込みましょう」という永田隊員のアドバイスでみるみる上達。正確に打ち込む参加者の呑み込みの早さには驚かされます。
最後に木材防腐塗料を塗って乾燥させたらウッドデッキの完成です!
「2~3年経つと塗料が劣化してきますが、上から塗りなおすことでさらに5~6年は使い続けることができます」と秋山隊員。手直しを重ねながら、エイジングも楽しめるのはDIYの醍醐味ではないでしょうか。
並べられていた木材が数時間でかっこいいウッドデッキに生まれ変わり達成感もひとしおです。皆さん良い笑顔で思い思いに座りごごちを試していました。
「普段使わない工具をたくさん試せたのがよかった」「今後、古民家を購入してDIYしたいと思っているので参考になった」という声や、「全ての回に参加して、自分たちでもワークショップを企画できそうな気がしてきた!」と話したのは、他県の自治体で活躍する地域おこし協力隊の参加者です。
また、「3年ほど前に町内で空き家を購入し、自分で5年計画の改修を進めているところなのでぜひ見に来てほしい」という呼びかけに応じて連絡先を交換するなど、参加者同士の交流もたくさん見られました。こうした雰囲気こそ、これまでのワークショップを通して得られた最高にうれしい収穫でした。
いよいよ次回12月2日のインテリアワークショップでのランプシェード製作が最終回となります。参加枠は埋まってしまいましたが、見学は自由です。ご興味のある方は立科町公式ホームページの「旅する移住」を確認ください。